慶應MCC agora講座

阿刀田高さんと語らおう【まだまだあった!おもしろい小説】

この小説「おもしろいね」「嫌いよ」などとおおいに語り合おう


【ハイブリッド】

丸の内キャンパス、オンライン(Zoom)いずれでも参加可能です。


おもしろい小説を読む。おもしろさは人それぞれだが、だからこそそれを語り合うことにより人間について、人生について、社会について微妙な理解が深まる。IT化の時代、語ること自体が人間を豊かにしてくれるし、感想を短文で綴ることがサムシングをもたらす。創造性へとつながっていく。

「小説なんて役に立たない」と言うがその「役に立たない」ところが、逆説的にいまの時代に役立つ。これは10年ほどこの講座を続けて実感していることだ。おもしろい小説からアナログ的創造性を。さあ、皆さんもアゴラへどうぞ。

阿刀田高

阿刀田高

阿刀田高さんが選んだ小説を、阿刀田さんと味わう

作家として900編を超える小説を書き続け、人間、人生、ユーモアや恐怖を見つめるとともに、長きにわたり直木賞選考委員や日本ペンクラブ会長を務めてこられた阿刀田さんならではの視点、知見、経験とともに小説をじっくり味わいます。

知的で創造的、大人の読書会を楽しもう

自分では選ばなかった小説に出会い、味わう。小説を通じて語り合い、さまざまな人間や人生を知る。小説を思いっきり楽しむ大人の読書会です。「読書は大人の喜びだなとわかりました」「今頃ですが本好きになってきました。成長もしています」等の好評を受けての開催です。

おすすめする方

  • 多彩な作品に出会い、小説や読書をより楽しみたい方
  • 文学の豊かさ、面白さに触れ、魅力を堪能したい方

初めての方も、これまでご参加の方も、お楽しみいただけます


講師

阿刀田高

阿刀田高あとうだ・たかし

作家

昭和10年(1935年)東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業後、11年間、国立国会図書館に勤務。その後軽妙なコラムニストとして活躍した後、短編小説を書き始め、昭和54年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞を、平成7年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。ユニークな短編の書き手として知られる。また、エッセイとして『知っていますか』シリーズ、小説『闇彦』、『知的創造の作法』、『私が作家になった理由』など多数。

2003年紫綬褒章、2009年旭日中綬章受章、2018年文化功労者顕彰。日本ペンクラブ第15代会長、1995年から2013年まで直木賞選考委員、2012年から2018年3月まで山梨県立図書館館長を務めた。

主要著書


開催概要

開催形態ハイブリッド(丸の内キャンパスとオンラインのいずれも参加可能)
日程2023年 10/28(土)、11/25(土)、12/23(土)、
2024年 1/27(土)、2/23(金・祝)、3/16(土) 全6回
時間14:00-17:00(3時間)
定員25名
会場慶應丸の内シティキャンパス
参加費

agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。


講座内容


10月28日(土)14:00-17:00

第1回日影丈吉『猫の泉』、小松左京『くだんの母』

大人のおとぎ話。想像力を広げてみよう。


11月25日(土)14:00-17:00

第2回津村節子『新緑の門出』、チャールズ・ボーモント『鹿狩り』

男も女も身につまされて。それぞれの感想がおもしろいかも。


12月23日(土)14:00-17:00

第3回深沢七郎『楢山節考』、新田次郎『寒戸の婆』

民俗学的小説のおもしろさ。身近な日常を越えた日常、まさに小説ですね。


1月27日(土)14:00-17:00

第4回鶴田知也『コシャマイン記』、五味康祐 『自日没』

ユニークな作品。舞台は北海道と四国。アイヌを訪ね、四国をめぐる。


2月23日(金・祝)14:00-17:00

第5回ロイ・ヴィカーズ『百万に一つの偶然』、ジェイムズ・ヤッフェ『ママは何でも知っている』『ママは賭ける』

アメリカの短編を楽しく。推理小説の遊びですね。


3月16日(土)14:00-17:00

第6回阿刀田高『楽しい古事記』『闇彦』

日本の古典、私たちの原点を訪ねて。そしてそこからのフィクションを。


agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。


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