【ハイブリッド】
丸の内キャンパス、オンライン(Zoom)いずれでも参加可能です。
これまでビジネス、スポーツ、教育といった世界で成功するためには認知能力を高めることが重視されてきました。認知能力とは端的に言えば知能や学力、IQのことであり、これが高い人は学習スキルが高く、さまざまな問題解決や意思決定にも対応できます。しかし、AIを筆頭に高度化・複雑化するこれからの社会では、従来の認知能力だけで活躍できる場はどんどん少なくなっていくでしょう。
これからを生きる私たちが兼ね備えるべき能力は、心情・感情の状態など目に見えない自分の内側を整え、認知能力の活動を最適化する「非認知能力」です。非認知能力を意識し、認知と非認知のバランスを整えることで、思考と行動の質は向上します。この講座では、「創造性」をキーワードに、自分と周囲の人たちが豊かな人生を生きる非認知能力を育みます。
アスリートをはじめ音楽家、芸術家、経営者の心と身体をサポートし、人や組織のパフォーマンスを最適・最大化しているスポーツドクター辻秀一さんと、クリエイティブディレクターとして活動し社会課題へアプローチする辻愛沙子さん。創造性を発揮しいまを豊かに生きる実践者のリードで創造性を育みます。
スポーツ心理学、脳科学の理論、クリエイティブディレクションの思考法を学ぶとともに、対話や演習、ワークショップを通して自身の非認知能力に気づき創造性を高めます。
北海道大学医学部卒業後、慶應義塾大学で内科研修を積む。パッチ・アダムスの影響を受け、“人生の質=クオリティーオブライフ(QOL)”のサポートを志す。慶大スポーツ医学研究センターを経て、人と社会のQOL向上を目指し(株)エミネクロスを設立。スポーツ版パッチアダムスを目指す。応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを最適・最大化する自然体な心の状態「Flow」すなわち“ご機嫌な心”を生みだすためのメンタルトレーニングを展開。クライアントは産業医として企業はもちろん、オリンピアンやプロアスリート、音楽家・芸術家、経営者など。2020東京オリパラでは8競技10人のメンタルをサポートし、5つの銀メダルと1つの銅メダルに貢献した。スポーツコンセプターとして幅広く、行政・大学・地域・企業・プロチームなどと連携し、スポーツの文化的価値「元気・感動・仲間・成長」の創出を目指す。
社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性のある事業作り」と「世界観に拘る作品作り」の二つを軸として広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。リアルイベント、商品企画、ブランドプロデュースまで、幅広いジャンルでクリエイティブディレクションを手がける。2019年春、女性のエンパワメントやヘルスケアをテーマとした「Ladyknows」プロジェクトを発足。2019年秋より報道番組 news zero にて水曜パートナーとしてレギュラー出演し、作り手と発信者の両軸で社会課題へのアプローチに挑戦している。
10月20日(金)18:30-21:30
AIがますます進化するこれからの社会において、人間にしか作りだせない価値とは何でしょうか。人間の創造性、創造力とは何かを皆で考えます。
11月30日(木)18:30-21:30
コスパ、タイパといった言葉に象徴されるように、あらゆる行動の評価基準が効果や効率に偏っています。性急な回答や成果ばかりを求めがちな風潮において、創造性は人生にどのような価値をもたらすのかを考えます。
12月21日(木)18:30-21:30
ChatGPTや検索エンジンに聞けばなんでも答えが返ってくるデジタル時代。論理的な思考パターンから外れた非連続な思考によって生まれるアイディアは、人間にしかできないアウトプットとして価値を持っています。インプット方法からアウトプットの型まで、創造性の高い思考法を紐解き、“アイディアの種”を探します。
1月26日(金)18:30-21:30
創造性の発揮には、非認知的な脳の使い方が非常に重要です。非認知的な脳の使い方がどのように自分のオリジナリティを機能させるかを理解し、創造性を発揮する思考法を体験します。
2月27日(火)18:30-21:30
揺るがずとらわれずの心の状態=フロー状態であることが、創造性に大きな影響をもたらすことが心理学で証明されています。フロー状態をどのように導き維持するのかをメンタルトレーニングで実践し、自由な発想を引き出す心のマネジメントを学びます。
3月22日(金)18:30-21:30
さまざまな経験で培う感性は脳に記憶され、人の創造性を掻き立てます。人生のどのような経験によって創造性は育まれていくのか、幼少期から成年に至るまでの具体的な経験を掘り下げて考察し、自分や子ども、チームメンバーが創造性のある人材に育つヒントを探ります。