【丸の内キャンパスのみ】
丸の内キャンパスのみで開催します。今後の状況により開催を延期する場合があります。詳細は開講1ヵ月前に決定します。
国際化時代におけるコミュニケーション能力とはなにか、なぜ、演劇や芸術に触れることがコミュニケーションのツールとして重要なのか、じっくりと考え経験していきます。
表現力やコミュニケーション能力は、一朝一夕で身につくものではありません。この講座を受講すれば、みるみるコミュニケーション能力がついてくると言ったノウハウやスキルを切り売りする講座ではありません。人生観が変わるといったキャッチーな触れ込みもありませんが、確実に、参加者の世界観を広げるお手伝いはできると思っています。オンラインの回では「社会における芸術の役割」「コミュニケーション教育の現在」など幅広い内容で演劇や舞台芸術の魅力にも触れていただきます。
どなたでも参加いただけるメソッドで進めますので演劇経験の必要はありません。身体と頭と心をほぐし、表現リテラシーを磨きましょう。
【テキスト】(1~2分程度の短い台詞の台本)に沿って役割を演じることで、コンテクスト(場の流れ)を身体で感じ、理解します。
全回を通して数名のグループにてミニ戯曲を【創作】し、セッション6で発表します。
1962年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。1998年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2002年『上野動物園再々々襲撃』(脚本・構成・演出)で第9回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。2002年『芸術立国論』(集英社新書)でAICT評論家賞受賞。2003年『その河をこえて、五月』(2002年日韓国民交流記念事業)で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。2019年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞受賞。
(公財)舞台芸術財団演劇人会議理事、日本演劇学会理事、(一財)地域創造理事、豊岡市文化政策担当参与、宝塚市政策アドバイザー、枚方市文化芸術アドバイザー。
agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。
4月23日(日)13:00-16:00
緊張をほぐし、リラックスした状態でプログラムに参加できるよう簡単なコミュニケーションゲームから始めます。さまざまなゲームを体験し、イメージの共有しやすいものから、次第にイメージの共有しにくいもの(人間の心)をどのように伝えるのか、コミュニケーションの本質を考えます。
4月23日(日)17:00-20:00
人間は、ともすれば一つのことに意識を集中しがちです。演劇でも、台詞に集中するだけではリアルな演技をすることはできません。台詞の意味内容に集中しすぎることなく、声の大きさ、トーン、表情、身体の動かし方などへ意識を分散することをトレーニングします。
5月28日(日)13:00-16:00
一つの言葉から受けるイメージ、言語に関する行動は、国、民族、文化によって異なり、人それぞれ違います。相手はどのような意味を持ってその言葉を使っているのか。一人一人が持つ”コンテクストのズレ“に気づくとともに、演劇の最も基本的な要素である”コンテクストのすり合わせ“を体験することによって、コミュニケーションの本質を捉えます。
5月28日(日)17:00-20:00
演出家には、観客の想像力の幅をある程度想定してプランを立てることが求められます。コミュニケーション、とりわけプレゼンテーションに必要な演出の技術について考えます。
6月17日(土)13:00-16:00
私たちが生きる実人生は、複雑系のなかにあって曖昧であり、その一部分だけを切り取って表現することはできません。現実世界を表現するためには、誰もが理解できる普遍性を物語に折り込むことが大切です。
古今東西の物語を支える普遍的な構造はなにか。創作を通じて、表現の本質を支えます。
6月17日(土)17:00-20:00
最終回は、演劇が持つ表現の可能性に最大限に触れていきます。グループ創作発表に向けての準備、発表、講評、相互批評を通して、協働で創り上げる歓び、 演じる楽しみを味わいます。
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