宮城まり子さんとこころの旅【未来への「新たな物語り」の創造】
対話を通してライフテーマを探る
【ハイブリッド】
丸の内キャンパス、オンライン(Zoom)いずれでも参加可能です。ただし今後の状況により【オンラインのみ】の開催となる場合があります。
ICTの進化による社会環境の変化が、私たちの生活やこころに大きな影響を与えています。私たちは訪れる未来をよりよく生きるために自分らしい生き方・働き方を今一度じっくり考える必要があり、その有用な方法として「対話(ダイアローグ)」が改めて注目されています。
対話には語り合い、深く理解しあうというプロセスがあります。自分と相手の生き方・働き方は、それぞれオリジナルの「物語り(ナラティブ)」です。自分を物語り、相手の物語りに寄り添うことを体験することで、深い自己理解と気づきを得ていきます。
今回の講座では、対話(ダイアローグ)、物語り(ナラティブ)をキーワードに、「新たな物語り」の創造をめざします。対話を通して自分のライフテーマを探りながら、未来を生きる私の「新たな物語り」を創造し、こころの旅を歩んでいきましょう。
これからの生き方・働き方を見つめなおす
変化の時代、ニューノーマルの中にあって、自身への問いかけ、講師・参加者との対話や多様な演習を通してこれまでの価値観、ライフスタイルのあり方を再考し、これからの自分らしい生き方・働き方を構築していきます。
心理学を活かす
ありのままの自分を理解し気づきを深めるとともに他者を理解することを大切にする心理学の考え方、知識をベースとして、生き方、働き方、毎日の生活に活かしていきます。
おすすめする方
- 心理学を通して自己理解を深め、これからの自身のあり方、生き方・働き方について考えたい方
- 心理療法の深いエッセンスを実践的に学び、自己理解・他者理解を深め、人生や仕事に活かしていきたい方
講師
宮城まり子みやぎ・まりこ
臨床心理士
慶應義塾大学文学部心理学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了、臨床心理士として病院臨床(精神科・心療内科・小児科)、教育研究所研究員などを経て、産能大学経営情報学部助教授となる。1997年よりカリフォルニア州立大学大学院教育学部カウンセラー教育学科に研究留学、キャリアカウンセリングを中心に研究。立正大学心理学部臨床心理学科教授、法政大学キャリアデザイン学部、大学院キャリアデザイン研究科教授を経て、現在は臨床心理士、キャリア心理学研究所代表。専門は、臨床心理学、生涯発達心理学、産業心理学、キャリア心理学。現在、日本キャリアカウンセリング学会名誉会長をつとめる。
企業における社員相談室臨床心理士として臨床活動に携わると同時に、キャリアカウンセラーの養成、スーパービジョン、働く人のメンタルヘルスとキャリアの統合的支援の研究に力を注いでいる。
著書
agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。
講座内容
1月23日(日)9:30-12:30
第1回対話(ダイアローグ)とは何か
対話によるコミュニケーションが今また注目されています。対話によるこころの変容のプロセスを通して、人と人の新たな関係性の構築、可能性を探ります。
- 気づきのヒント
- 関係性の構築、対話と意味づけ・問題解決・変容のプロセス
2月6日(日)9:30-12:30
第2回対話(ダイアローグ)と物語り(ナラティブ)
私たちが現実として捉えているものは、人々の解釈や認識によって絶え間なく変化しています。「分かり合える」とはどういうことか対話を通して考えるとともに、語りの意味についてナラティブ・アプローチからみていきます。
- 気づきのヒント
- 「私とあなた」(汝と我)とダイアローグ、サピカス(Savickas.M)の社会構成主義、ナラティブ・アプローチ
2月20日(日)9:30-12:30
第3回生きるとは自分の人生物語り(ナラティブ)を著すこと
自分の物語りは何に縛られ、どのような影響を受けてきたのでしょうか。これまでの物語りをふりかえるとともに、これからの「人生の物語り」に必要なものと出会います。
- 気づきのヒント
- 物語り(ナラティブ)の意味、キャリアストーリー・インタビュー
2月27日(日)9:30-12:30
第4回環境変化とニューノーマルから考えるライフテーマ
環境変化による新しい生活様式が常態化され、私たちはキャリアにおいても、変化に適応することが求められています。新たな時代の価値観、ライフスタイルのあり方について再考し、新たな「ライフテーマ」を描いていきます。
- 気づきのヒント
- キャリア適応力、プロティアン・キャリア、これからのキャリア設計図
3月13日(日)9:30-12:30
第5回支配的物語(ドミナント・ストーリー)からの脱出
私たちは無意識に社会通念で自らを縛り、そこから動けなくなる時があります。今の自分を支配している物語りを知り、物事の見方を変えることで、自分の感情、行動の変化に気づき、新たな物語りを紡ぐスキルを獲得します。
- 気づきのヒント
- ディスコース(社会通念)からの解放、内在化と外在化、認知の変容
3月27日(日)9:30-12:30
第6回未来のナラティブ「新たな物語り」を著す
新たな物語り(オルタナティブ・ストーリー)を創造するためには、自らが物語りの著者であり主人公であることを再認識することが大切です。不確実な未来を肯定的に捉え、自分の新たな物語りを創りましょう。
- 気づきのヒント
- オルタナティブ・ストーリー、物語りのテーマ、底流に流れる通奏低音
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- 担当:保谷(ほうや)
- 03-5220-3111
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