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【ブレンディッド】
回ごとに開催形態が異なります。各回指定の方法でご参加ください。ただし今後の状況により【オンラインのみ】の開催となる場合があります。
環境変化の大きな波に揺さぶられ先が見通せない時代にあって、変化にうまく適応し、自分らしい納得のいく人生・キャリアを創造するために大切なキーワードは「アンラーニング」と「学びなおし」です。
「生涯成長し発展し続けるための未来への最大の戦略は生涯に渡り学び続けることである」と意思決定論の研究者H.B.ジェラットは語っています。しかし、新しいものを取り入れるためには、すでに使っていないもの、古くなっているものを思い切って手放す勇気も必要となるのです。
本講座では、これから訪れる長い後半の人生を見据え、人生・キャリアの午後を再設計し、そのために必要なこと、やるべきことを「アンラーニング」「学びなおし」の視点から整理します。一人ではなかなか見えない心の内面をありのまま互いに語り合うことを通して、振り返り、気づき、今後の豊かな生き方・働き方・学び方の方向性を探求するための「こころの旅」を楽しみましょう。
ありのままの自分を理解し気づき深めるとともに他者を理解することを大切にする心理学の考え方、知識をベースとして、生き方、働き方、毎日の生活に活かしていきます。
慶應義塾大学文学部心理学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了、臨床心理士として病院臨床(精神科・心療内科・小児科)、教育研究所研究員などを経て、産能大学経営情報学部助教授となる。1997年よりカリフォルニア州立大学大学院教育学部カウンセラー教育学科に研究留学、キャリアカウンセリングを中心に研究。立正大学心理学部臨床心理学科教授、法政大学キャリアデザイン学部、大学院キャリアデザイン研究科教授を経て、現在は臨床心理士、キャリア心理学研究所代表。専門は、臨床心理学、生涯発達心理学、産業心理学、キャリア心理学。
現在、日本キャリアカウンセリング学会名誉会長をつとめる。企業における社員相談室臨床心理士として臨床活動に携わると同時に、キャリアカウンセラーの養成、スーパービジョン、働く人のメンタルヘルスとキャリアの統合的支援の研究に力を注いでいる。
1月21日(土)14:00-17:00 【ハイブリッド】
生きる過程では、日々の小さな選択から人生の岐路に迷うような大きな転機の選択まで、私たちは絶えず選択の意思決定を迫られます。先が見通せず答えが出せない不安定な状態では、その事態に耐える力(ネガテイブ・ケイパビリティ)が必要です。選択の連続の人生では、何を大切に働き、生きたいのか、ここで再度立ち止まり、人生の選択と転機の意味づけを考えます。
2月4日(土)14:00-17:00 【ハイブリッド】
人生の長期化に伴いひとつの組織内でのキャリア形成から、キャリアチェンジを行いながら複数の組織で横断的に働くようなキャリア形成の多様化がおきています。また、今や100年人生の時代、組織から離れた後にも長い人生が待ち構えています。誰にとっても最期まで自分を生涯にわたり活かす「生涯キヤリア」を考えることが大切です。自分が人生で本当にやりたいことは何か、どのようにそれを実現したらよいのか再設計について考えます。
2月11日(土・祝)14:00-17:00 【ハイブリッド】
環境変化が激しい現代では、かつて培ったスキル、知識、経験は、次第に影が薄れ、陳腐化し、成功体験すらも役立たなくなり、適合しないものへと衰退していくのが常です。環境変化に合い、時代のニーズに合った新しいものに取り替えるためには、断捨離とも言うべく、新しく組み立て直す“学びほぐし”が必要です。人生の脱皮と転換にも例えられる「アンラーニング」とは何か、アンラーニングを新たな脱皮、人生の成長として前向きに捉え挑戦してみませんか。
3月4日(土)14:00-17:00 【ハイブリッド】
ずっと同じ組織、職場、変化の少ないメンバーと働く中では、次第に変化に乏しく、自分が大きく成長できる新たな刺激が不足する状態になりがちです。最近では、組織内・外での副業や兼業、越境学習、社内公募など、組織や職場の壁を越えた新たな働き方、多様な経験をしながら、異なる刺激を経験させ、人材を積極的に育成する人材戦略を行う企業が増えています。また、自身も激しい環境変化に適応するためには、新な「学びなおし」が必要です。自己のさらなる成長を促すために、自ら変化を起こし「何を、どのように」学びなおしたらよいのかについて考えます。
3月11日(土)14:00-17:00 【オンライン】
キャリア形成の過程では、時には迷い、悩み、葛藤することが多く、意思決定にも迷うことがあります。しかし、身近によい相談相手がいない場合などには、自己対峙しながら書き出し、整理することによって、自らの「心の声」を聴きながら、セルフ・カウンセリングを行うことが可能です。他者へのカウンセリングと異なる「セルフ・カウンセリング」を学びます。
3月21日(火・祝)14:00-17:00 【丸の内キャンパス】
V.フランクルは「人生に何かを期待するのではなく、人生の方が私たちに何を期待しているのか」を考えようと言っています。最終回では、ポジテイブ・アプローチの手法としての「Appreciative Inquiry(AI) ―価値を引き出す質問」を用いたワークショップより、対話をしながらこれからの自己変革について考えます。