【丸の内キャンパスのみ】
丸の内キャンパスのみで開催します。今後の状況により【オンラインのみ】あるいは開催を延期する場合があります。詳細は開講1ヵ月前に決定します。
占いというと「当たるの?」「信じるの?」、そんな問いがいつもついてまわります。
合理的に人生を歩んでいると信じている人は、占いに「頼る」ことなどバカバカしいと思うでしょう。その一方で、占いは深いところから人々の生活と関わり、ときに人を支え、人を動かしてきたのは事実です。
占いの歴史は人類の歴史とともにあります。僕は、「人は占いをする動物」だと常々言っているくらいです。実際、占いなど信じていないという人の心の深い部分にも占い的な思考が作動しているのです。また占いは、文化史としても大変重要です。占星術の知識なくしてはルネサンスの美術は理解できませんし、現代に入ってからも占星術、タロットは、多くの芸術家や作家たちの着想源となってきました。
本講座は占いのハウツーではありません。占星術に代表される占いの世界、枠組みを知ることによって、いまの時代を相対化し、理解することができるのです。見えるものと見えないもの、二つの世界のあわいを感じ取りながら、豊かな世界をつくりだしていきましょう。
心理占星術研究家として占星術の心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新させ、占星術の歴史にも造詣が深い第一人者・鏡リュウジさんとともに、占星術を知ることによって、豊かなものの見方、視点に気づき世界を広げます。
agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。
7月15日(金)18:30-21:30
「占い」とはどのような営みなのでしょうか。占いとはなにかは、古代より知識人や哲学者にとって大きなテーマでもありました。西欧における占いの分類である“自然の占い”と“推論的占い”の分類を手がかりに、世界のさまざまな占いをご案内します。
7月29日(金)18:30-21:30
パーソナルな占星術が新聞や雑誌などで普及していったのは、1930年代以降と占いの歴史の中ではごく最近のことであり、占星術で用いるホロスコープの恩恵を享受するのは大変贅沢で限られたものでした。占いは歴史上、どのような立ち位置にあったのか、バビロニアから現代まで駆け足でたどります。
8月5日(金)18:30-21:30
自然の神秘と人類の運命を描き出した西洋の絵画、音楽には、占星術からの示唆を表現しているものが数多くあります。芸術家たちは占星術より何を伝えようとしていたのか。アートから見る占星術を楽しみます。
8月26日(金)18:30-21:30
世界的にタロットの人気が再燃していると言われています。SNSなどを通してZ世代と呼ばれる若者たちの間にも広がり、今回のパンデミックはこの動きをさらに加速させ、幅広い世代が関心を持っているのです。15世紀より人を惹きつけてやまないタロットの魅力を探ります。
9月2日(金)18:30-21:30
タロットは実践することで人生とかかわるという側面をはずすことはできません。タロットカードを用いた占い方、遊び方について解説し体験するとともに、タロット実践の内的な経験を味わいます。
9月16日(金)18:30-21:30
20世紀の科学の時代にあって、ほぼ唯一、占星術家以外で歴史と星の動きのシンクロがあることを提唱したのは心理学者 カール・グスタフ・ユングでした。ユングは晩年の著書の中で「西洋の歴史、特に宗教の変遷は星の動きからある程度予言することができた」と主張しています。占星術はいまを生きる私たちに何を伝えているのか、ユング心理学よりひも解きます。
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