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【オンラインのみ】
今後の状況にかかわらず、オンライン(Zoom)のみで開催します。丸の内キャンパスでの開催はございません。(9/15に変更しました)
徳川家康は、戦国の乱世を生き抜き260年におよぶ長期安定政権と成長経済の礎を築きました。家康の「座右の書」は、唐の二代皇帝太宗の言行禄『貞観政要』でした。『貞観政要』は、常に自己を律し続けた理想的君主と彼を支えた多彩な重臣達が、良き治世を目的に闊達な議論や果敢な行動を展開した記録です。
家康は『貞観政要』から何を学び、そして、実践したのでしょうか。本講座では、家康の生涯や功績を照らし合わせながら『貞観政要』を読むことで、良い経営と理想のリーダーのあり方を探ります。
唐の二代皇帝太宗は、300年にわたる長期政権の基盤を築いたことから「貞観の治」と評されています。『貞観政要』は、太宗と彼を補佐した重臣たち(魏徴、房玄齢、杜如 晦、王珪など)の間で交わされた政治問答が主な内容です。『論語』『書経』など古典が豊富に引用され、教養による治世の実践例でもあります。
agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。
10月5日(月)18:30-20:30
馬上で天下を取った徳川家康は、武力・威圧ではなく、人格・教養による統治に転換しました。『貞観政要』の根本に流れる世の中を転換させる要点と、現代の企業にとって安定成長の条件ともいえる文治統治のビジョンとその実現方法を学びます。
10月19日(月)18:30-20:30
太宗は初めから立派なリーダーであったわけではありません。常に学び、自己を律し続け、名君へと成長したのでした。将軍家康はその太宗からいかなる点を学んだのでしょうか。2人の名君から名リーダーの要点とその鍛錬方法を学びます。
11月2日(月)18:30-20:30
家康は、徳川四天王や徳川十六神将などの名高い家臣に支えられました。それは家康が『貞観政要』に学んで、良い部下と悪い部下を見極め、良い部下へと効果的に育てたからでもあります。組織の長期安定に欠かせない人選と育成の秘訣を探ります。
11月16日(月)18:30-20:30
成果を出した名リーダーほど暴走もしがちです。特に率先垂範型リーダーは、安定期には組織崩壊の原因にもなりえます。家康はどのようにワンマンリーダーから脱皮したのでしょうか。『貞観政要』にリーダー自らの律し方、ワンマンリーダーの諫め方、その仕組みを探ります。
11月30日(月)18:30-20:30
持続可能な社会の実現に貢献することは企業の役割であり、企業の存続・発展のカギでもあります。安定した社会とは、どのような要素を持っているのでしょうか、それはどのように築くことができるのでしょうか。唐300年、江戸260年の長期安定社会に学びます。
12月4日(月)18:30-20:30
なぜ太宗と家康は長期安定政権を成し得たのでしょうか。なぜ多くの政権が長続きせず、短期で終わるのか。その要点に迫ると、良い経営の条件が浮かびあがってきます。名統治を実現する戦略のあり方、古典の叡智を生かす方法を、家康が描き、実践した戦略から読み解きます。
12月4日(月)18:30-20:30
最後に、これまで学んだことを振り返るとともに、自分ごととしてどうとらえ、どう考え、どう行動していくかを考えます。問答中心に進行します。
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